
新居に温水ヒーターを設置しました。
露天風呂を進める前に、新居内で暖かく過ごしたいのでボイラーの熱源を利用した温水ヒーターの設置工事をお父さんと一緒に行いました。
温水ヒーターとは
温水ヒーターは室外給湯器でお湯を作り、それを熱源にファンを使って温風を出すことで部屋を暖めるものです。
一般的にはガスを使って温めるのが主流ですが、こちらでは薪ボイラーで作られたお湯を使って部屋を暖める仕組みにしました。
そもそも、こちらではガスの契約していませんw
薪ボイラー温水ヒーターの構造

まず、ボイラーの仕組みなんですが薪を燃焼させることでドラム缶内の不凍液を温めます。
そこに同じくドラム缶内にあるフレキパイプを通過した水がお湯に変換されて蛇口に到達するというものです。
温水ヒーターではその温められた不凍液をポンプにより循環させて温水ヒーターに付いているファンで温風を出して暖房利用します。
仮設置&配管工事
まずは新居内のどこに置くかを決定します。

リビングの寝室ドア横に決定。

穴開けちゃいます。
ここに温水のパイプとポンプのケーブルが通ります。

中古品でパイプがヘタってる部分を切り詰め、室外機につなぐケーブルは使わないので切断してしまいます。
おとうさんが室外機に繋がなくても使用できるように改造したらしい。
すごい。

パイプを穴に通します。

床下に潜り、パイプを引き出します。
ちゃんと行きと帰りの印はつけてあります。

こちらはボイラーから引っ張ってきたパイプで、赤いのが行き・青いのが帰り。
お互いをジョイントさせて土台に固定します。
これでボイラーと温水ヒーターの接続ができました。
配線工事
電気配線は有資格者でないとやってはいけないのですが、氷川は第2種電気工事士の資格を持っているので法的に問題はない。
んだけど、資格はあるが知識がないので素人みたいなもんです。
おとうさんに電気配線のイラストを書いてもらった。
電源はAC100Vなんだけど、温水ヒーターのファンは12Vなのでリレーをかませないといけないらしい。
うん、なんかよくわからんがわかったのでやってみる。

こんなんでいいのかな。
この赤い配線コネクタっていうのを使うと被膜を剥がさなくてもつなぐことだできるので便利♪

床下に潜ってケーブル引き込んで、引っかかったら上に戻って解くを繰り返し、ポンプ側とつないでいきます。
これがなかなか大変ですが頑張る。

流石に疲れたのでモンエナ飲んでエネルギーチャージ。
考えたら休日に飲むもんじゃないよねw
工事完了、動作確認

工事が終わり、いよいよ温水ヒーター起動!
予めボイラーで不凍液を温めてあるので電源を入れてファンとポンプが動き出しました。

室内温度計を設置したら50℃超えして測定不能。
しっかり温風が出ていました。

起動してから割とすぐ寒さは和らぎ、約1時間ほど経ったら24℃。
ストーブ&ファンヒーターでもここまで温度が上がることはありませんでした。
こりゃあったけぇ!

あんまり暑いんでアイス食べた。
くっそうめぇ!超快適!そのまま風呂入ってスコーンと眠りにつく。
灯油を使わず火事の心配もないので付けっぱですw

翌日6:30
温度は下がっていますが起きるのに全然苦ではない温度です。
バッチリ快適な武甲山の山小屋ライフになりました♪
これでも寒かったらさらに床暖房やろうかと思ったけど、この感じならやらなくても良さそうだな。
まとめ
温水ヒーターつかってみて
今回、薪ボイラーを使った温水ヒーターを設置した結果かなり快適な環境になりました。
これまでエアコン、灯油ストーブ、ファンヒーター、薪ストーブを使っての暖房を経験しましたのでそれを踏まえてメリット・デメリットをまとめたいと思います。
メリット
- 電気代が安い(電球1個分で新居の照明より安い)
これは実際に数字が出たわけではないのですが、ポンプもファンも小さなものなので24時間つけっぱなしでも大したことないらしい。 - 灯油、ガス代がかからない
燃料は薪。
灯油を買いに行く必要もなくガスの契約もしなくてOK。
普通してると思うけどw - 温水なので火事の危険性はほぼなし
厳密にはコンセントとかから発火する可能性は0じゃないけどよほどホコリとかかぶってなきゃ火災になることはないし、むしろ火災のリスクは薪ストーブや灯油ストーブのほうが大きい。
燃えるとしたらボイラーだけどそれも防火処置してるからほぼないかと。 - 空気が汚れない
ファンヒーターなどは燃焼により空気が汚れてしまい換気が必要ですが、温水ヒーターは熱源が外にあるので空気が汚れることはほとんどなさそう。
この小屋はちゃんと(?)隙間があるので安心。 - 足元も暖かい
これ意外だったんだけど、エアコンみたく上からの温風でなく下からの温風だからか足元が寒いということはありません。
素足で全然問題なし。 - 柔らかい暖かさ
一番はコレかなぁ。
暖かさの質もそうなんだけど、ここにいると暑いとかここにいると寒いみたいな気温差がないしなんか春の日和みたいな気持ちのいい暖かさです。
デメリット
- 薪がないと使えない
ボイラーが使えて初めて機能するので薪がなくなったり、湿気で使えなくなったりしてしまうと使えない。
そのため、常に巻きをストックしたり不凍液の温度を保つためにボイラーの管理をしていく必要がある。
それも山小屋ぐらしの醍醐味だけどね。 - 暖かくなるまで時間がかかる
常温から温める場合、ボイラーを2時間程度回さないといけないのですぐに暖まりたいというときには不向き。
常に動かしてればそこまででもないけどね。 - ちょっとは乾燥する
乾燥しないって聞いていましたが、正直ちょっと気になります。
濡らしたタオルを干してみたら一晩で乾いてました。 - マメな掃除が必要
風が出るので掃除しないとゴミが浮遊する可能性が高い。
まして猫2匹いるとなおさら掃除の重要性が上がります。
ウニ子が掃除してくれてるので今の所問題なし。
マジ猫アレルギー落ち着いてよかった。 - お湯が沸かせない
ストーブではお湯が沸かせるし加湿もできるのですが、温水ヒーターはそれが出来ません。
が、結局ボイラーからお湯引っ張れるし電気ポットで沸かせるしそこまでデメリット感はないかな。
どっちかってと加湿したい。
十分満足
これは正直最高w
2月の一番寒い時期にどれだけ効果を発揮するか楽しみです。
こんな素晴らしいものをプレゼントしてくれたおとうさんには感謝感謝です!
インフラをプレゼントする人って素敵ですね(*´∀`)
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